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  • 2017.11.3

脳の器質的な障害にはラミクタール

てんかんの予防薬として知られるラミクタールは、脳の器質的な障害が原因となる症状を抑える薬です。てんかんは脳の電気活動が異常なほど活発になることで、痙攣や失神を引き起こす病気ですが、ラミクタールに含まれている成分には神経細胞が興奮するきっかけとなるたんぱく質の作用を抑える働きがあり、この働きによりてんかんの発作を予防することができるのです。ラミクタールはてんかんの治療で用いる場合、他の薬と併用されることが多くありますが、これは併用することでより高い抑制効果を得られるからです。また薬の量を調節すれば小児にも使用することができますので、小児のてんかん治療にも用いられています。
またこのラミクタールはてんかん以外の病気の治療にも効果をあげており、躁うつ病や双極性障害を患う患者に対しても広く用いられています。双極性障害にラミクタールが作用するメカニズムについては、現在のところ完全に解明されているわけではありませんが、効果があることは確かなことから治療薬として承認されています。脳の神経が興奮するのが抑えられることで、激しい気分の浮き沈みが少なくなり、症状の発生を抑えることができるようです。
このように高い治療効果が見込まれるラミクタールですが、いくつかの副作用も存在します。代表的なのは頭痛や吐き気、眠気、湿疹などです。また肝機能の異常や皮膚のただれや水ぶくれといった重篤な症状も報告されていますので、何らかの症状が現れた場合はすぐに医師に相談することが重要です。なおラミクタールはあくまでも発作の予防のために用いられる薬ですので、急な発作に対応するものではありません。医師の指示をしっかり守って、正しいタイミングで適量を服用するように心がけましょう。

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