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  • 2017.9.27

てんかんは遺伝的素因で発症することがある

てんかんは、日本の人口約1%が発症する疾患であり、3歳以下の乳幼児が1番多く発症する傾向がありますが、脳血管障害などの脳の損傷や機能障害により高齢者でもてんかんを発症するケースがあり、乳幼児から高齢者まで発症する為に発作の症状や発病の原因も様々あります。
てんかんは大脳皮質で過剰な電気的な放電が発作を誘発する為に、脳の限られた部位で発作が起こる部分発作と脳全体で発作が起こる全般発作があり、発症原因により特発性てんかんと症候性てんかんがあります。症候性てんかんは、基本的に脳の損傷や障害が起因となりますが、脳に損傷を与えない一般的な疾病でも発症します。特発性てんかんは、精密検査でも異常な症状や部位が認められず発症原因が不明な転換であり、特発性てんかん患者は先天的に発症し易い遺伝的素因を有している考えられており、てんかん患者の約5%が遺伝的素因が原因で発症しています。良性新生児家族性けいれんは、両親の一方でもこの疾病を罹患している場合は50%の確率で遺伝的素因が原因で発症し、患者の約4割が生後数日で発作症状があらわれ、患者の約7割が生後6週間以内に発作が消失します。
良性成人型家族性ミオクローヌスてんかんも優勢遺伝であり、両親の一方がこの疾病を罹患している場合には50%の確率で遺伝的素因を受け継ぎます。その他にも、乳児良性ミオクロニーてんかんや家族性側頭葉てんかんなどがあります。治療にはラモトリギンを主成分とするラミクタールやバルプロ酸を主成分とするデパケンなどの抗てんかん薬が投与されます。基本的に特発性てんかんの治療は外科的治療は控えるので薬の効果が不足している場合は、ラミクタールやデパケンにカルバマゼピンやフェニトイン、ベンゾジアゼピン系の抗てんかん薬などを加えて多剤薬物療法を行います。又、ラミクタールは、双極性障害の気分安定薬としても処方されています。

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